懐紙
懐紙とは「ふところにいれて携帯する紙」です。 人々が皆、着物を普段着としていた頃は、いつも懐に入れて持ち歩きティッシュペーパーやハンカチ、便箋、メモ用紙などとして使っていました。また これに漢詩や和歌が書かれることもあります。
全懐紙の一般的な大きさはタテ×ヨコ=1尺2寸×1尺6寸(約48×36cm)です。
長手で半分にすると「半懐紙」となります。
短冊
全懐紙を長手で8等分したものが「短冊」です。幅2寸(約6 cm)です。
色紙
全懐紙から短冊をひとつ切り取り、残りをそれぞれ半分の長さに切ったものを色紙と呼びます。
以上が伝統的な懐紙や短冊、色紙の大きさですが、大きさに絶対的なきまりはありません。
最近では文房具屋さんに行けば可愛い模様の懐紙も売られています。 「包む」「 拭く 」「書く」と色々に使えます。
ハンカチやティッシュペーパーの代わりに持ち歩くのも粋かも知れません。
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