書道半紙の由来
習字で必ず使われると言っても良いと思われる「半紙」ですが、この「半」の意味はいったい?何なのでしょうか?
これには二つの説があります……
ひとつは、
①飛鳥時代の7世紀後半より播磨国杉原谷村(現在の兵庫県多可郡多可町)の杉原谷で漉かれていた杉原紙という紙がありました。
この 1尺6寸×1尺1寸の紙を半分に切った8寸×1尺1寸のものを半紙と呼んだという説。
もう一つは、
②平安時代の「延喜式」に和紙の規格について2尺3寸×1尺3寸との記述があり、それを半分にした和紙を半紙と呼ぶようになったという説です。
いずれにしても、現在「半紙」として販売されているものは、 約24.3×33.4cm のサイズが一般的です。
「機械抄きの半紙」は品質が一定していて、お求めやすい価格です。
「手漉きの半紙」は、墨のにじみ具合、かすれに味わいや趣があり、産地による違いも大きいです。
一度、試してみてはいかがですか?
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