やさしく静かに光る、ノスタルジックなマッチ棒と和紙のアクセサリー

明治、大正、昭和の頃、煙草に火をつけるのはマッチでした。
ランプやストーブのそばに、台所や風呂場にも、蚊取り線香や花火も……どこの家庭にもありました。

マッチをする

使い捨てライターの登場でだんだんと目にしなくなり、気がついたらほとんど使われることがなくなったマッチですが、木の軸の先に灯るマッチの炎に味わい、趣きを感じるという方も多いでしょう。

現在でもお寺の灯明、仏壇のロウソク、チャペルのキャンドルに火を灯す時、ライターではなくてマッチを使いたいと思う人が少なくないので、スーパーや日用品店から完全に姿を消すことはないようです。

最近は、キャンプブームが追い風になってマッチの需要が増えているかもしれません……。

マッチと烏山和紙

マッチ棒は白樺によく似たアスペン(Aspen)が使われています。現在、国内の木材を加工することはなく輸入品に頼っているそうです。

マッチ棒は太さ2.2mm、長さ50mmという規格でつくられていますが、よく見ると一本一本に個性があります。

少し曲がっていたり、ちょっとささくれ立っていたり、頭薬のつき方が違ったり……、それぞれ微妙な表情の違いがあり、どこかに人間味を感じさせます。

烏山和紙とマッチ棒を使って小さな行灯をつくり、

和装やカジュアルに合いそうな耳かざり(ピアス)にしてみました。

マッチの火

マッチは工場で大量生産されるものですが、天然の木、自然素材を使っているので「手作り」ような温もりを感じます。
また、人によって灯される小さな炎にも味わい深さがあります。

プラスティックや金属でできたライターと比べたら、のんびりした昔の生活、スローライフにふさわしい生活用品ではないでしょうか。

烏山和紙
福田製紙所

一枚一枚、手仕事によって漉き上げられた和紙は、ゆっくりゆったりとした時間を感じさせるもので、工業製品にはない味わいがあります。

マッチと和紙、どこか「似たもの同士」を組み合わせたアクセサリーです。

耳もとでやさしく光る

せっかく行灯なのですから光らないと面白くありません。
でも、実際にロウソクや油で火を灯したらやけどをしてしまいますし、LEDなどの電気光を使いたくはありませんでした。

ほたる砂(※)を内側にほどこし
陽の落ちた頃、耳元でそっと静かに光るようにしました。
※ほたる砂:紫外線を当てると暗い所で光る蓄光顔料を「ほたる砂」と名付けました。原料はアルミン酸ストロンチウムです。

ノスタルジックな小さな灯、マッチ棒でつくったプチ行燈の耳飾り(ピアス)のご紹介でした。

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